作りたいものに妥協しないために、会社を興してまで完成させた作品です。うれろー、うれろー。

2011年08月22日

J-3100SL難航中

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紆余曲折を経て何故かJ-3100SLの作業中なのですが、例によって難航してます。
SL/SSシリーズは通常のJ-3100と比べると専用I/Oが多いのですが、
undocumentedなものが多くて、IPLのチェックを中々抜けられません。

ノート系の独自I/Oって結構電源周りとかのクリティカルなのが多くて、
うかつに叩くとハードにダメージを与える場合もあるので、怖くて実機調査が
し難いんですよね(苦笑)
結局は時間を掛けて、丹念にIPLのコードを解読していくしかないんですが、
QEMU/9821のときみたいに、かなりの長丁場を覚悟しないといけないかも。

初代J-3100の実機も一応確保してあって、IPLの吸出しも出来てますので、
こっちを先にすませるかもしれません。
J-3100GTもあるんだけど、こっちはハードディスクのクラッシュが原因で
フロッピーからすらブートできない始末。
この辺の初期シリーズは纏めて片したいところだけど仕方ないですね。
posted by 武田 at 02:21| Comment(7) | TrackBack(0) | 開発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月28日

eHC-20リリース

何とか週末までにリリースすることができました。

HD6301の内蔵I/Oの仕様を理解しながらの作業になりましたので、
CPUコアの実装に思いのほか手間取りましたが、
HC-20の調査と実装自体は思ったより順調だったように思います。

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初回起動時には、必ず初期化処理を行ってください。
(そうしないと、メニューを選択したところでTRAPエラーになります)

まだサブCPU側のコマンドが殆ど未実装なので、周辺装置を触ろうとすると
簡単にフリーズしてしまうかと思います。
データレコーダとフロッピードライブを中心に、その辺の作業を進める予定です。


今回のリリースで、Y.S.さんにご指摘頂いたMB8877とZ80DMAの修正もしています。
おかげさまで、X1/X1turboエミュレータとしては随分実用的になりました。
いつもいつも有難うございます。


(2011/6/1 23:30追記)
110601-1.png
サブCPUのコマンドの実装中です。
サウンド周りは大体動作するようになっているかと思います。
データレコーダは、SAVEは出来るけどLOADはまだエラーになります。
TF-20についてはEPSPプロトコルも面倒みないと駄目なのかな?

50機種目用に、MB8861を実装中です。
FM16βも平行して進めていたのですが、折角なのでネタ度を優先ということで(苦笑)
posted by 武田 at 01:56| Comment(10) | TrackBack(0) | 開発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月25日

HC-20の作業報告

現状はこんな感じです。

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現状では、BASICを起動しようとするとTRAP割り込みが発生しています。
メモリのバンク切り替えの問題かと思うのですが、HD6301の問題かもしれません。

週末までには最低限BASICが動くところまでいきたいなあ。
posted by 武田 at 23:18| Comment(2) | TrackBack(0) | 開発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月19日

MZ-800のスクロールとJXの高解像モード

色々と一気に更新しました。

110519-1.png

昨晩リリースしたMZ-800について、スクロールレジスタを修正しました。
CP/Mなどで、スクロールした際に画面が乱れる問題が解決しています。

普通の機種だと、スクロールレジスタって画面の表示上だけの機能なのですが、
MZ-800だと、CPUから見たVRAMのアドレスにも反映するみたいでして。
どれだけスクロールしても、画面の表示位置とCPUから見たVRAMのアドレスは
変わらないようになっています。なんと面妖な。

110519-2.png

PC/JXで、高解像モードをサポートしました。
$A0000-$AFFFFに割り当てられる専用VRAMと漢字ROMの切り替え方と、
高解像モード・標準モードの切り替え方の調査にちょっと手間取ってました。

110519-3.png

X1turboの方は、Y.S.さんからご提供いただいたZ80DMAの修正の取り込みと、
HD46505の信号発生タイミングの高精度化が中心です。
青き狼と白き牝鹿が動くようになっています、多謝多謝。

HD46505の修正はPC/JXにも関係してくるものですが、総スキャンライン数を#defineで
定数として宣言しているため、画面解像度の変更によってライン数が変更されたときに、
信号の発生に問題が生じていました。
X1turboの方では無理やり誤魔化してましたが、今回JXでも同じ問題に直面したため、
この際一気に修正を図っています。

X1の方は、これで何か新しく動くようになったソフトがある訳でもないですが、
まあ自己満足ですね(苦笑)


(2011/5/20 0:50追記)
110520-1.png
更にY.S.さんからご提供いただいたZ80DMAの修正を取り込んでいます。
お陰様で随分と色々なソフトが動くようになってきています。

CPUを回しながら転送する件は、i8237やuPD71071、8086/186/286やi386などへの
横展開も考慮して、もう少し一般化した形で取り込ませて頂きました。
ループを抜けるのは、DMAの転送モードがシングルモード(BYTEモード)のときのみで、
他のモードでは従来通り最後まで転送するようにしています。

本当は、8237のブロック・デマンド・カスケードの各モードの違いも考慮すべきですが、
その辺はまたその内にでも。

サウンドバッファの50msec対応も一緒にやってます。
ただ、2〜3フレーム内にバッファを更新する必要がありますので、流石に厳しいですね。
posted by 武田 at 04:10| Comment(14) | TrackBack(0) | 開発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月18日

EmuZ-800リリース

突発的にMZ-800エミュレータをリリースしてみました。
紅茶羊羹さんに日記でご紹介いただいてから、どうにも興味が抑えられませんでして。

実装自体は2日程度で済んだのですが、MZ-700/800/1500を1つのコードで共存できるように
#ifdefの整理をするのが一番面倒くさかったです(苦笑)

110518-1.png 110518-2.png

MZ-800はMZ-700を拡張した海外専用モデルです。
グラフィック画面をサポートするなど、MZ-1500とはまた別方向の拡張がされています。
640x200という解像度は、CP/Mで80桁のテキストを表示するのが目的だったと思いますが、
何故既存のテキスト画面の桁数を増やす方向に進まなかったのか、興味が尽きませんね。

#という訳で、これで48機種目。
#秋までにHC-20とFM16βでちょうど50機種かな。
posted by 武田 at 01:19| Comment(4) | TrackBack(0) | 開発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月14日

eJXリリース

110514-5.png 110514-6.png 110514-7.png

日本IBM PC/JXエミュレータをリリースしました。
何とかフロッピーディスクの読み込みも今晩のリリースに間に合いました。

子供のころ読んだ、よいパソコン悪いパソコンで酷評されていたイメージが強いのですが、
弄ってみると中々どうして面白い、というか興味深いマシンですね。


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漢字ROMの配列はまだ調査が進んでいません。
テキストモードでは、現状の仮漢字ROMの配列にあわせて画面生成するからいいのですが、
グラフィックモードで、CPUが漢字ROMからパターンを読み込んで表示しようとすると、
もうこのざまです(苦笑)

#出来れば情報頂けますと有難いです>詳しい方

えーと、これで何機種目だったかな?
秋までには50機種いけそうな感じですね。


(2011/5/15 23:55追記)
F000:9B31から、漢字コードから漢字ROMのアドレスへの変換処理があるみたい。
具体的な処理内容はこれから確認しますが、これで何とかなりそうです。

実機の漢字ROMをどう表に出すかはまだ調査中です。
取り敢えず当面は自動生成でいくことになりそうですね。


(2011/5/16 1:50追記)
110516-1.png
何とかなったっぽい?
実際は15x16ドットフォントなので、左端が切れてしまうのだけ修正すれば良さそう。

漢字ROMは128KBということだったので、$80000-$9FFFFにあると思ったのですが、
実際は$80000-$B7FFFの範囲に飛び飛びに配置されているということなのかな?
posted by 武田 at 21:52| Comment(10) | TrackBack(0) | 開発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

更にもうちょっとJXの作業中

110514-3.png 110514-4.png

ある程度キーボードが動くようになってきました。
カーソルの表示も対応しています。

スキャンコードはPC/XTのものがベースのようですが、
追加されているキーのスキャンコードが一部まだ不明です。

取り敢えずBASICは操作できるようになってきましたので、
今晩あたり一度リリースします。
それまでにFDCが動くようになっているといいなあ。


(2011/5/14 14:30追記)
こちらのサイトでPC/JXのスキャンコードに言及されていました。
http://www.e-hdk.com/diary/d200706c.html#28-1

で、つらつら日記を読ませて頂いていたのですが…
http://hp.vector.co.jp/authors/VA024651/develop.html
もう既にPC/JXエミュレータを開発されてたんですねorz
まだ公開はされていないみたいなんですが。

#というか、BitVisorの方でしたか。
#こベースでPC-98実装できないかなーとソースを眺めたような。
posted by 武田 at 12:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 開発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月11日

もうちょっとJXの作業中

110511-1.png 110511-2.png

何とかI-BASICが起動するところまで進むようになりました。
キーボードはまだ未実装なので、ブート時の自己診断はCPUに細工してスキップしています。

漢字ROMはまだ実機から吸出しが出来ていないため、自動生成したものを使用しています。
漢字ROM内の文字の並びも推測のものです。
この辺は、キーボードの実装が完了して、BASIC上で色々操作できるようになったら、
テキスト画面からグラフィック画面に切り替えて、漢字ROM内の各文字のアドレスの調査を
進める予定です。
(上のBASICの画面はテキスト画面なので、現在の推定で生成した文字の並びにあわせて
画面生成の処理を実装しています)

フロッピードライブの自己診断で引っかかったりと、まだまだ問題は残っていますが、
キーボードの実装が完了して一応BASICが操作できるようになったら、
一度リリースしようかと思います。

#会社の新人歓迎会でかなり酔っ払ってるので、ちょっと文章が支離滅裂かもしれません。
#ひらにご容赦を。


(2011/5/14 0:30追記)
110514-1.png
CPUコアでNMI割り込みをフックすることで、無理やりキーコードを受信してみました。
(まだキーコードの調査が出来ていないので、でたらめな文字が表示されます)

一応ちゃんとガチでシリアルデータをPIOに送るような実装もしてみたのですが、
タイミングがシビアなようで、何文字か受信しているうちにフリーズしてしまって。
後日あらためてタイミング調整してみるつもりです。

110514-2.png
拡張BASICのハード周りはまだ手付かずなので、こんなエラーになります。
posted by 武田 at 22:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 開発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月10日

次のネタ?

X1turboと平行して、新ネタも色々進行中です。
秋に一度開発を一区切りするので、そこまでラストスパート。


- IBM JX

110510-1.png

ハードウェアの診断が一通り終わって、起動画面が出るところまで。
メモリチェックに入る前で止まっている?
タイマー周りの診断をスキップするため、CPUで細工をしているのを何とかしたいところ。

現状の疑問点は、$1FFが何に使われているかと、漢字ROMのアクセスの仕方。
もう少しIPLの処理を追っかける必要がありそうです。

#…やっぱり信頼できる情報が欲しいなあ、PC Jrからの差分だけでも。
#どなたかテクニカルマニュアルお持ちの方いらっしゃいませんか?

110510-2.png

(2011/5/11 4:40追記)
漢字ROMの吸出しがうまくいかないので、取り敢えず自動生成してみました。
メモリカウントはちゃんと出来てたみたいです。


- FM16β

80186とM6809は実装ずみで、現在はタイマーのMB8873の実装中。
ハードウェア解説書に簡単な説明が載っているけど、出来ればデータシートも見てみたい。


- HC-20

M6800/M6801/HD6301の実装中。
M6800部分の実装が完了したら、動作検証用に何か別の機種の実装をするかも。
M6801/HD6301の組み込みI/Oの仕様がよく判らない。


eX1twin/eX1turboで、漢字ROMのアクセスのウェイトの調整と(多謝多謝>Y.S.さん)、
サブCPUの修正でXanaduのキーリピートが少しおかしくなっているのを調整したら、
いったんリリースする予定です。
posted by 武田 at 22:58| Comment(12) | TrackBack(0) | 開発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月28日

X1twinのPCG/CG ROMアクセス

110427-1.png

めぞん一刻 思い出のフォトグラフでは、メッセージ類も全てグラフィックで表示しています。
漢字などはE80h-E82h経由で漢字ROMからパターンを取得しているようですが、
半角文字(「」など)は、PCGと同じ要領でCG ROMからパターンを取得しています。
これが、タイミング絡みの問題で、中々安定してパターンを読み込めずにいた訳ですが、
今晩のリリースで安定してアクセス出来るようになりました。

実装はちょっと邪道なのですが、I/Oポートの1A*1hのアクセスを監視することで、
CPUがVBLANKを検出したタイミングを取得して、その時点からのCPUのクロック数から
CRTCがアクセスしているVRAMアドレスを算出するようにしています。

#え、ちょっとどころでなく邪道?(苦笑)

ついでに、X1turboのハイレゾモード時でもVRAMアドレスを正確に算出できるように
なっているかと思います。
(ローレゾ時は1ラスタ250クロック、ハイレゾ時は161クロックとして計算)


あと、先日のバージョンからイース3が動かなくなっていたのを修正しました。
CRTCの設定で垂直表示範囲が0のとき、VBLANKの信号が変化しなくなったみたいです。
posted by 武田 at 00:08| Comment(17) | TrackBack(0) | 開発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月25日

X1turboとアークス、その2

110425-1.png

何とかアークスがパッチ抜きで動作するようになりました。
Z80CTCにおいて、割り込み実行中に更に割り込み条件が成立したとしても、
RETI直後に連続して割り込まないようにしたり、
コントロールレジスタで割り込みを不許可にした場合に、ペンディング中の
割り込み要求をキャンセルするようにしています。

FDCの方は、シーク系コマンドの実行後、最初のREDA/WRITE系コマンドで、
対象のセクタが見つかるまでの待機時間を100msecに延長するようにした結果、
WOLF TEAMのタイトルロゴがスクロール中に化けなくなっています。

110425-2.png

Z80CTCのコントロールレジスタにおいて、bit2,bit1が共に1の場合は、
タイムコンスタントの設定後すぐに新しいカウント値で動作が開始しますが、
bit1が0の場合も、その前にリセットコマンドが実行されたなどで
そもそもカウントが動作中でない場合は、やはり直ぐにタイムコンスタントを
カウンタにコピーするように修正しました。
賢者の遺言のFM音源判定がこれで正常に動作するようになっているかと思います。


TURBO系のソフトもだいぶ動くようになってきましたが、対応ソフトが多いと、
それだけハードの叩き方も色々で、摺り合わせが中々大変ですね。
posted by 武田 at 22:47| Comment(2) | TrackBack(0) | 開発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月23日

X1turboとアークス

引き続きX1turbo中です。

110423-1.png

Ys2は無事動くようになりました。
ご指摘の通り、MB8877のDRQ/IRQの更新の問題だったようです。

110423-2.png

アークスはまだ梃子摺り中。

Z80CTCで割り込みが発生して、RETIでメインルーチンに戻ってくるまでに、
更に割り込み条件が成立してしまっていて、そのまま永遠に割り込み続けて
フリーズしてしまっていたのは確認できました。
RETIを受け付けたときに成立していた割り込み条件をクリアすることで
先に進むようになったのですが。
その後、ディスク5を入れろというメッセージが出て、暴走してしまいます。

うーん。

取り敢えず、タイトル画面でZ80CTCの割り込みが発生しなければ、
暴走せずにゲームまで進むことは判りましたので、暫定的にパッチで
無理やり割り込みをDisableにするようにしてやりました。
後日、何故暴走するか解決ついたら、このパッチは除去します。


平行して、80186の実装をしました。6809も作業中です。
さて、FM16β。
posted by 武田 at 13:30| Comment(8) | TrackBack(0) | 開発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月15日

eX1turboの2HD対応

110415-1.png

フロッピードライブの2D/2DD/2HDの切り替えをサポートしました。
画面はX1turboZ用のソフトですが、Z対応はまだですので誤解なきよう。

2HDのディスクを2Dのつもりで読み込もうとして暴走してしまっていましたので、
ちゃんとドライブの種類を管理して、異なるディスクを読み込もうとすると、
アンフォーマット扱いでエラーを起こすように修正しています。

今回は、Z80DMAにもずいぶん悩まされました。
IPLが2HDのディスクからブートする際に、何故かZ80DMAの転送ブロック長に
0000Hを指定していまして。
手持ちの資料によると、この場合は216バイトくらい?転送するらしいので、
1セクタ256バイトの全部を読み込めなくて、FDCがLOST DATAになる筈ですが、
FDCでエラーが発生しないことを期待しているみたいでして。

影の伝説では、同じく0000Hを指定して、こっちはエラーが発生することを
期待しているみたいです。
これを両立するために、ディスクの種類によって、ブロック長が0000Hのときの
挙動を切り替えるようにして誤魔化しています。

んー、志の低い実装になっちゃって、どうにも気持ちが悪い(苦笑)
posted by 武田 at 23:29| Comment(13) | TrackBack(0) | 開発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月14日

X1turboとNRTDRV対応

X1turboの作業を継続して行っています。

110414-3.png

実機で、FM音源カードの回路をいじってアドレスをずらしてやることで、
FM音源カードを2枚挿すという改造が行われていますが、これを再現しました。
C++で開発してると、インスタンスを追加で生成するだけで楽でいいですね。

110414-1.png110414-2.png

キーボード周りの修正を行っています。
他のキーが押されていない状態で、SHIFTやCAPSなどを押したときにも、
割り込みを掛けてキーコードを送信するようにしました。
これでソーサリアンの問題は解決しているんじゃないかと思います。
調査いただき有難うございます>Y.S.さん

あと、XFERのキーコードが間違ってたのを修正しました。
ウィザードリィの名前に漢字が入力できるようになっています。

次の課題は、アークスなどでフリーズする問題の調査ですね。


(2011/4/15 2:00追記)
2HDのディスク用の暫定的なバイナリです。
http://homepage3.nifty.com/takeda-toshiya/x1turbo_tb.zip

ディップスイッチで2HDが選ばれている場合、Z80DMAで転送するのですが、
IPLが何故か転送長に0000H(1byte)を指定してきまして。
取り敢えず、この場合は無理やり00FFH(256bytes)が指定されたと
読み替えるようにしています。

ちゃんとサポートするのであれば、現在のドライブのモードと、
メディアの種類の比較をするような処理が必要ですね。
posted by 武田 at 23:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 開発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月12日

eX1turboリリース

110412-2.png

Ys3がようやく動くようになりましたので、正式リリースします。

Ys3が動かなかったのは、やっぱりZ80DMAの問題でした。
普通は2HDのディスクを読み書きする際に、FDCとメモリ間の転送に使うのですが、
Ys3ではI/Oに接続されたVRAM間の転送にも使ってるみたいでして。
FDCが絡まないとDRQ信号が変化しないので、DMAのREADYもHighのままですが、
DMAのコマンドでREADYをActiveLowからActiveHighに変更することで、
転送が開始されるようになっていました。

今回の調査は、xmilleniumのソースを弄って、DMAのアクセスログを取ることで
やっと原因に気付くことができました。
やっぱり、ソースが公開されていると色々助かりますね。
私のソースも、何かしら誰かしらのお役に立てていると嬉しいのですが。

(2011/4/13 2:20追記)
110413-1.png

Z80DMAの実装を修正して再アップしました。
影の伝説の背景化けの問題が解決しています。
ご指摘ありがとうございました>Kaleさん
posted by 武田 at 23:02| Comment(6) | TrackBack(0) | 開発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月08日

X1turbo対応の作業中

110408-1.png

http://homepage3.nifty.com/takeda-toshiya/x1turbo.zip

取り敢えず、X1turboIIのデモディスクは動くようになりました。
もう少し弄ってからリリースしようかと思います。
posted by 武田 at 21:57| Comment(3) | TrackBack(0) | 開発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月02日

諸々、正式リリース

ここ数日、こちらで幾つか暫定リリースをしましたが、
本日正式版としてリリースしました。

110402-1.png
ePC-9801/ePC-9801Eは、不具合修正が中心です。
200ラインモード時に画面が上半分につぶれる件と、
FM音源のIRQの不具合を修正しています。

110402-2.png
eX1Twinの方は、データレコーダのサポートをしています。
X1エミュレータで一般的なTAP形式のロードもOKです。

その他、こちらでご指摘頂いた、機種判定/FM音源判定の不具合や、
スーパーレイドックのキー入力の不具合が修正されています。
多謝多謝>Y.S.さん、delikeaさん


先日、FP-1100用のカセットを入手しました。
いい機会なので、データレコーダ周りの解析を進めようかと思います。
posted by 武田 at 01:04| Comment(3) | TrackBack(0) | 開発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月31日

MZ-1500のQD対応

例によって暫定リリース版です。
http://homepage3.nifty.com/takeda-toshiya/mz1500.zip

110331-1.png
取り敢えずロードは大丈夫かな?
MZ-5Z001が起動して、AUTO RUNがNOT FOUNDになるところまでは動いています。
セーブは内部的には実装してありますが、ファイルへの書き出しは未実装です。

基本的に、ガチでハードウェア構成を忠実に表現するように実装しています。
ただ、GAPの時間調整が難しかったため、GAP領域に入ったら、Z80SIO側でHUNT/SYNCに
突入するまで待機する、というところだけちょっと誤魔化しが入ってますが(苦笑)

という訳で、ちょっと動作確認お願いできますでしょうか?>心当たり(ry

(2011/3/31 2:30追記)
wav形式のテープ読み込みで、PCM形式であれば8/16bit, mono/stereo,任意の周波数の
ファイルがロード出来るようになってます。
stereoの場合はL側を読み込むようになってます。

(2011/3/31 22:50追記)
110331-2.png
セーブも出来るようになりました。
仮バイナリのURLは上記と同じです。
posted by 武田 at 02:13| Comment(3) | TrackBack(0) | 開発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月28日

暫定リリース

まだリリースに時間がかかりそうなので、ePC-9801とeX1twinだけ暫定リリースします。

http://homepage3.nifty.com/takeda-toshiya/pc9801.zip
http://homepage3.nifty.com/takeda-toshiya/x1twin.zip

ePC-9801は、200ライン時の表示と、FM音源のIRQの問題を修正しました。
ついでにジョイスティックも実装していますが、動作確認はしていません。

eX1twinについては、ご指摘いただいたFM音源の存在判定の問題の修正と、
ついでにEMMの実装をしています。
できればTAPフォーマットのテープサポートをしてから正式リリースの予定です。

#やる気の回復にちょっと時間かかってました(苦笑)


(2011/3/29 3:00追記)
ついでにステレオ対応もやっておきました。
X1twinのOPMがちゃんとパンするようになってるかと思います。
バイナリは上記と同じURLです。
posted by 武田 at 22:08| Comment(9) | TrackBack(0) | 開発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月20日

QEMU/9821とFM音源

生存報告がてら。

私は山梨在住なので、取り敢えずは大丈夫でした。
かみさんも元気です。
先日の静岡の地震では、こっちも震度5強とかなり揺れましたが、
本棚の上のNASが落ちてくることもなく、損害は軽微でした。

ただ計画停電のせいでお仕事が色々大変です。
プログラマーは停電中は打ち合わせか本読んで勉強するくらいしか
することがないもので。

110320-1.png

QEMU/9821を久しぶりに更新しました。
今回の目玉はFM音源(OPNA)のサポートです。
音源コアは例によってfmgenです、多謝多謝>ciscさん

音源はOPNAですが、PCM部分はCS4231Aのままですので、実質的には
PC-9801-86ではなく98MULTi CanBe内蔵型音源相当となります。

以前にFM音源サポートに挑戦したときは、QEMUの実時間タイマーの
精度の問題もあって挫折してしまいましたが。
最近のQEMUでqemu_get_clock_ns()が追加されているのを見まして、
これをバックポートすればいけるかなあと。

98エミュレータは主にDOS上のゲームに利用されているかと思いますが、
これでそっち方面でもそれなりに価値が出てきたかもしれませんね。

#C++のコードを組み込むのにあんなに苦労するとは思わなかった(苦笑)
#configure/makeの書き方もちゃんと勉強しないといかんなあ。
posted by 武田 at 02:24| Comment(8) | TrackBack(0) | 開発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
まるくん、がんばれ、ちょうがんばれ